CLOSE

秋バテの原因と対処法【トレーナー直伝】夏の疲れを引きずらない秘策

Fotolia_130474077_S

amano01

プールやキャンプ、花火大会に夏祭り。この夏、家族の思い出はいくつ残せたでしょうか?

健康に関するお悩みを解決する「消化ライフ」のブログ担当・アオイです。

様々な行事やイベントも終わり、ホッとした方が多い時期ですね。そこで気をつけて欲しいのが、これからの体調管理。実は、夏バテならぬ「秋バテ」が潜んでいるのです!

秋バテとは一体?

850367

夏場に体温を調節するために、人はたくさんのエネルギーを消費します。そのまま回復出来ずにいると、体は常にエネルギーが不足した状態に。また、気温が高く蒸し暑い夏から、涼しい秋へと気温が激しく変動するので、自律神経が乱れ体調不良を起こしやすくなるのです。冷房の使い過ぎによる、手足の冷えも問題。手足の冷えは、血液循環の悪化を招きます。ここに忙しさや日常のストレスが加わり、「秋バテ」になってしまうのです。

 

【秋バテのメカニズム】

(1)夏にエネルギーを消費してしまう
(2)そのまま回復出来ず、秋を迎える
(3)激しい気温の変動
(4)自律神経の乱れや血液循環の悪化
(5)忙しさやストレスが加わり、「秋バテ」になる

秋バテになると、どうなる?!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

では、秋バテになると私たちの体には何が起きるのでしょうか。主な症状を解説していきます。

 

【秋バテの主な症状】

・肩こり、頭痛
・目まいや立ちくらみ
・気分の落ち込みやだるさ
・夜眠れない
・胃が重い、食欲不振

 

amano01秋バテでは、このような症状が見られます。皆さんも、キャンプや遠出の間は元気に動き回っても、自宅に帰った途端、どっと疲れが出た経験があるかと思います。

目に見えないようで、私たちの体や心は非常に多くのエネルギーを使っているからなのです。

私も以前、秋に会社で倒れてしまったことがあります。冷や汗がたくさん出て気分が悪くなりましたが、横になって休んだところ、その日のうちに回復しました。病院に行った際に「おそらく、自律神経が乱れたのでしょう」とお医者さんから言われました。

放置しておくと恐ろしい「秋バテ」。自律神経を整え、血液循環を良くする対処法を一緒に学んでいきましょう!

秋バテ対処法【1】 こまめに休憩をとる

PAK85_nobiwosuruOL1292_TP_V1

仕事や家事で、体の緊張状態が続くと更なる自律神経の乱れを招きます。「あと、もうちょっと頑張れるかな?」というところで、休憩を挟むのがポイント。全力投球で頑張らず、7~8割ぐらいの適度な力でいきましょう。

秋バテ対処法【2】 好きな音楽を聴く

YOU85_musicjyosi20131019172953_TP_V

「今は自分の体を休め、ゆったりする時間」と決めて、音楽を流しませんか?好きな音楽を聴くと、体や心がリラックスモードになり、自律神経が整う効果があります。静かなクラシック音楽や、テンションが回復するような前向きな曲がおすすめです。

秋バテ対処法【3】 青空の下で読書

CON_dokusyo15084750_TP_V

音楽と同様に、読書もリラックス効果が。読書はあわただしい現実から離れ、あなただけの穏やかな時間を約束してくれます。また、日中の太陽の光を浴びながらの青空読書で、夜は眠りやすくなります!ただ、長時間の読書は目が疲れてしまうので逆効果に。10~15分の短時間の読書であれば、負担が少ないでしょう。

秋バテ対処法【4】 マッサージでぐっすり

OMG151018250I9A2443_TP_V

「秋バテのせいで、夜眠れない」というのは辛いもの。そんな時は思いきって、マッサージや整体に行ってはどうでしょうか。眠れないからといって、睡眠剤やお酒に頼らず、自然な方法で体調が良くなればベストですよね。マッサージで体の緊張をほぐしたり、整体で首の骨の歪みを整えると、自律神経のバランスが整い、夜の寝つきが良くなるそうです。

秋バテ対処法【5】 温泉や銭湯でポカポカに

YAMA_-124_TP_V

冷え性で悩んでいる、という女性が数多くいます。血液循環の流れを良くするには、日本人の健康の源、温泉や銭湯へ。長湯をしてしまうと逆効果なので、少しぬるめのお湯を探してじっくり浸かるのがポイントです。

秋バテ対処法【6】 水分補給を欠かさない

YK0I9A6236_TP_V

水分を摂ることで、リラックス効果が生まれ自律神経が整います。たしかに、慌てた時や急いでる時(=体や心が緊張モード)でも、一杯の水を飲めば落ち着きますもんね。

 
 

amano02さて、対処法については学びましたが「そもそも秋バテを防ぐには、どうしたらいいんだろう?」という疑問が浮かんできました。疑問を解決するため、専門家の方に意見をお伺いすることにしましょう。

今回は、パーソナルトレーナー兼理学療法士として活動されている、鈴木将尊さんにお話を伺いました。

トレーナーが回答! 秋バテを防ぐ食事法

E146_iceteatoraimunojinjya

ポイントとしては急激にお腹を冷やさないことが重要になってきます。残暑が残っているとついついアイスや炭酸飲料を摂取しがちですが、内臓くんにとっては相当ストレスになります。体温が下がれば、必然的に上げようとエネルギーを使うので、だるさや倦怠感が残ってしまいます。

トレーナーが回答! 体を鍛えるストレッチ法

PAKU6329_TP_V

ストレッチには、二種類あります。体を動かしてスッキリしたい場合は「ダイナミックストレッチ」というものを行います。体を大きく動かして、関節を動かし軽く反動をつけて行います。特に運動前や、散歩の時におすすめです。例えばイチローの打席入る前の運動など。

もう一つは「スタティックストレッチ」です。これは、いわゆるゆっくり時間をかけて筋肉を伸ばすものです。リラックスしたい時におすすめです。二つとも共通していることは筋肉を伸ばしたり、縮めたりすることで筋ポンプ作用を利用して、血流を良くするので、秋バテによる疲労回復にはおすすめです。状況によって使い分けてみてください。運動前は「ダイナミックストレッチ」、運動後は「スタティックストレッチ」というイメージで大丈夫です。

トレーナーが回答! 続けやすい運動について

MIYAZAKIDSC_9434

基本的に習慣化の一番のポイントは、ライフスタイルに取り込めるかです。いきなりジムで頑張りすぎてしまうと燃え尽きます。なので(1)エレベーターやエスカレーターの代わりに、階段を使う(2)一駅歩く(3)大股で歩くなどの簡単なものからスタートしましょう。それでもジムで運動したい人は、自宅から近いところがおすすめです。そして三ヶ月くらいはパーソナルトレーナーに依頼して、サポートしてもらいましょう。

 

amano01おお!なるほど。参考になりました。冷たいアイスをバクバク食べたり、ジュースを飲んだ翌日は「なぜか体がスッキリしないなぁ」と思っていたのですが、エネルギー不足だったのかもしれません。

簡単な運動から始めれば、続けやすいのではないでしょうか。あまり無理しても、三日坊主になってしまいますもんね。私は神社の階段の上り降りから、始めたいと思います(笑)

 

【今回お話を伺ったのは、鈴木将尊さんでした。どうも有難うございました!】
profile02
鈴木将尊 PROFILE
職業:理学療法士、NESTA-PFT
体づくりを通じて、自分らしさを大切に、生きがいある社会」を実現するためパーソナルトレーニング、企業研修などを行なっている。強みは理学療法士としての医学的な知識や手技に加えて、自身もボディメイクを行なっていること。一人一人完全オーダーメイドのプログラムを提案します。腰痛・肩こりなどの機能障害から、筋トレや姿勢改善まで幅広く対応。お気軽にどうぞ。
Facebook

まとめ

E146_cyoushinki_TP_V

ちなみに、私の日課は可愛い犬や猫と触れ合うこと。動物と触れ合うこともリラックス効果があり、自律神経が整うそうです。可愛い動物を眺めているだけでも、癒されますよね。自律神経を整え、血流を良くしても「体調不調が続くなぁ」と思ったら、お早めに病院へ!

先生からのアドバイス

関連記事

新着記事

人気記事

TOPにもどる