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冬本番!知って得するインフルエンザの基礎知識

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お久しぶりです!amano01「消化LIFE」担当アオイです。朝晩は寒い日が続きますね。布団の中で「もうちょっと寝ていたい」と思ってしまうのは私だけでしょうか。さて、ついにインフルエンザの予防注射の時期になりました。今日の「消化LIFE」はインフルエンザがテーマ。今年はすでにインフルエンザにかかった方も、まだかかっていない方も読んでいただきたい内容になっています。

インフルエンザと風邪の違いって?

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© acworks – photoAC https://www.photo-ac.com/main/detail/233032

皆さんは、インフルエンザと風邪の違いを詳しく知っていますでしょうか。厚生労働省のホームページでは「インフルエンザと普通の風邪はどう違うのですか?」という質問について、このように回答しています。

一般的に、風邪は様々なウイルスによって起こりますが、普通の風邪の多くは、のどの痛み、鼻汁、くしゃみや咳等の症状が中心で、全身症状はあまり見られません。発熱もインフルエンザほど高くなく、重症化することはあまりありません。
一方、インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴です。併せて普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳等の症状も見られます。

厚生労働省ホームページ

つまり、38度をこえる発熱や寒気、倦怠感が強い場合にはインフルエンザを疑ったほうが良いということですね。

知っておきたい!インフルエンザあれこれ

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© acworks – photoAC https://www.photo-ac.com/main/detail/960375

インフルエンザはA型・B型・C型とそれぞれの型によって症状が異なります。一番症状が激しいのがA型で、肺炎など合併症の危険性があります。

[インフルエンザの各症状]

  • インフルエンザ(A型) 発熱/寒気/倦怠感/咳/のどの痛みなど
  • インフルエンザ(B型) A型と同じだが下痢や微熱が続く
  • インフルエンザ(C型) 鼻水/鼻づまり/微熱

「今年はインフルエンザのA型にかかったから、もう大丈夫」という油断は禁物。A型・B型・C型はそれぞれウィルスが違うので、A型にかかったことでほかの型の抗体はできません。さらにA型はウィルスの種類がたくさんあるので、一度治療しても再びA型に感染してしまうというケースがあります。※C型はウィルスの種類がひとつです。発症するのは子どもが多く、再度感染する可能性はとても低いです。

インフルエンザと間違えやすいノロウイルス

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© acworks – photoAC https://www.photo-ac.com/main/detail/202580

インフルエンザが流行する12~3月の時期に、発症がピークになるのがノロウイルス。
ノロウイルスは、急性胃腸炎の原因となります。

[ノロウイルスの症状]

  • ノロウイルス 下痢/嘔吐/腹痛/発熱

下痢や嘔吐をくりかえすノロウイルスとインフルエンザは症状が似ていることがあります。間違えやすいので、病院で検査してもらうことをおすすめします。

15分でわかる!インフルエンザの検査方法

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© FineGraphics – photoAC https://www.photo-ac.com/main/detail/928543

インフルエンザかどうかは検査器具で調べることができます。鼻の中に綿棒を入れたことがある方もいるのではないでしょうか。カメラで有名な富士フィルムの「迅速抗原検出キット」は、感染初期の少ないウィルスでも15分で検査が完了します。

「迅速抗原検出キット」について詳しくはこちらの動画をご覧ください。

 

もしインフルエンザにかかったら

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© acworks – photoAC https://www.photo-ac.com/main/detail/8682

もしインフルエンザにかかってしまったら、早めの治療が肝心です。インフルエンザには、2つの治療法があります。

一般療法
薬を使わない治療法です。睡眠と休養をしっかりとります。下痢や嘔吐による脱水症状を起こしやすいので、経口補水液で水分補給すると良いでしょう。

経口補水液オーエスワン

薬物療法
薬を使う治療法です。日本にはインフルエンザのための5種類の治療薬があります。特にタミフルとラピアクタは、症状が出てから48時間以内に服用すると効果が高いといわれています。リレンザとイナビルは、薬剤が入った吸入容器をくわえ、息を吸い込み服用するタイプの薬です。吸入薬の服用は小さなお子さんだけでは難しいので、そばで見守ってあげると良いでしょう。

[インフルエンザ治療薬]

  • ゾフルーザ(錠剤)【用法用量】1回【発売】2018年3月
  • イナビル(吸入)【用法用量】1回【発売】2010年10月
  • ラピアクタ(点滴)【用法用量】1回【発売】2010年1月
  • タミフル(カプセル)【用法用量】1回2回5日間【発売】2001年2月
  • リレンザ(吸入)【用法用量】1回2回5日間【発売】2000年12月

ゾフルーザ(顆粒)は厚労省の承認は取得しておりますが、発売は2018年11月中のようです。

【注意点】インフルエンザの薬を服用して、症状が治まっても体内にはウィルスが残っています。その間に接触すると周りの人にうつってしまいます。回復しても2日間は安静にしましょう。

毎日の予防でインフルエンザを撃退!

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© akizou – photoAC https://www.photo-ac.com/main/detail/321951

人の多い場所では、咳やくしゃみからインフルエンザに感染してしまいます。予防には手洗いやうがい、マスクの着用などを徹底しましょう。

[インフルエンザ予防に効果的なこと]

  • 手洗いやうがいをする
  • マスクを着用する
  • 手袋をする
  • 休養や睡眠をとる
  • 人混みは避ける
  • 予防接種を受ける
  • 部屋の湿度を保つ
  • 栄養バランスを心がける
  • ストレス解消をする
  • 乳酸菌をとる

夜寝る際には体を温めることも大切です。寝冷えについての記事はこちらをご覧ください。

本当は怖い、寝冷えの真実!冬を乗り切る寝冷え対策と快眠の秘訣は?

体調がすぐれないときはインフルエンザの兆候かもしれません。そんなときは無理をせず、病院を受診しましょう!

先生からのアドバイス

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